2012年01月14日

マニュアル世代

先日、銀行に行った時、お婆さんが銀行員と押し問答していた。
内容は、銀行カードを作る時に、お婆さんが書いた暗証番号が誕生日に近いから
銀行員が変えろと言っている様だった。
お婆さんとしては、ほかの銀行は、その暗証番号でやっているから同じにしたいというのだ、
しかし、その若い女性の銀行員は頑として譲らない。
「規則ですから」の一辺倒だ。他の行員は娘さんとか息子さんの誕生日なら良いですよと言い。
娘さんの誕生日にする事になったが、忘れると困るという事で、通帳にその暗証番号を
書いていた。
銀行員は、それを黙って見ていた。
横にいた私は、銀行員に「君ら、よく考えろ、なぜ暗証番号に誕生日がダメなのか、
それは、他の人の通帳かカードが渡った時に、引き下ろしが出来ないためだろう。
ならば、通帳に書くくらいなら、誕生日に近い暗証番号のほうが、安全率が高かろう。」
と、喉まで出かかって我慢した。
どのみち言うことは聞かないだろうから、マニュアルどうりにしか動くこと許されていない彼らだからだ。
深読みすれば、通帳に書いてあって預金が盗まれた場合、銀行の責任は問われず、
自己責任という事になるだろうし、もし解りやすい暗証番号を認めたとなれば、
銀行の責任を追求される可能性がある。
まあ、そういう事だろう。
しかし、この若い行員の顔を見ながら思ったが、笑顔も無く無表情の彼らマニュアル世代は、
マニュアルが変わったり、人員は増えれば、お払い箱なんだろうなぁと思う。
少なくとも、彼女にしか出来ないサービス(笑顔とか気遣いとか)は、期待されないし、
出来ないだろうと思う。
数年後の彼女は、人に必要とされる仕事のプロとして生き残れるだろうか、
そう思うと、その銀行に務める事は、・・・・
考えさせられた。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:49│Comments(1)日記
この記事へのコメント
「」の中の言葉を銀行員めがけて言ったと思ったので…ちょっと残念でした。
言っちゃえばよかったのに…と思いましたよ。

自分が忘れてしまう可能性がある番号なんて、暗証番号に使いたくないです。
Posted by ゆみ at 2012年01月14日 16:45
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    コメント(1)