2012年01月23日

最後は人

先日、大企業の人事責任者の話を伺った。
人の問題では苦労しているとの事だが、その理由は一時流行った「成果主義」の蔓延だそうだ。
成果主義では、成果が出ているいる人でも、40才台で息切れする事が多く、その結果、
鬱病が増えているというのだ。
その為に、多くの企業は、その成果主義を見直して、やり甲斐のある職場を目指し、
使命感を持って貰える様に色々な工夫をしているという。
ある商社では、口銭稼ぎと言われない仕事を考えるという事をいうと、すべてボランティアの仕事の提案
になってしまったと苦笑していた。
まず仕事の正当な報酬としての商売の基本認識から教える必要があるという事だった。
他の会社の話を聞いたが、どうも基本的な人間力が低下している事が大きな問題の様だ。
ただ競争の勝つだけが正義という考え方では、入社前後ぐらいで息が切れてしまい、
30年40年という社会人生活には耐えられない様だ。
勝ち組と思われている大企業でもそうなのだ、中小企業が人を育てるには、随分な覚悟が必要な
様だ。しかし、それが出来れば強い企業が出来る事は、間違いない。




Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:54│Comments(0)中小企業
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