2012年01月30日

正札販売

昔から、何となく見ていた言葉だが、最近その意味を知った。
「現金掛け値無し。」というのが、その意味だというのだ。
なぁ~んだ、という人も多かろうが、実はこれが現代でも出来て居ない。
元々初めたのが、三越の前身の三井の越後屋呉服店が江戸時代に始めたもので、
それまで、価格というのは、交渉で決まるので長い時間を掛け相手の腹をさぐり合い、掛け値ををして
ツケで買うのが一般的だったのを、現金で無駄な時間を掛けない様に、交渉無しにする事で、
安くて良いものを早く、渡せたので、とても繁盛した。
それを見ていた他の商人もそれに続きたという事だ。
そういう仕事のやり方が日本の中では定着し、商人のモラルも向上して行ったのだ。
ところが、最近はデフレが続いたせいもあるのか解らないが、
一流企業でも値切ったうえに値切り倒す。相手が赤字だろうが気にもしない。
そんな商売が、はびこっている。
どんな業界でも、ちゃんとした企業では適正価格というものをもっている。
ただ高い安いではないのだが、それがわからん企業が市場を荒らす。
実際に技術革新などで、大幅に価格が変わる事もあるのだが、そうでない所まで
便乗値上げ、値下げがあるものだ。
この適正価格が解り、正札販売が出来れば、プロの経営者なのだが・・



Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:49│Comments(0)中小企業
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