2012年05月29日

ものづくりの危機

三菱重工がジェット旅客機を製造しているが、納期に間に合わなくてブラジルなどに
差を付けられているという。
日本の念願だった国産ジェット機を作る段の問題で、なんとか頑張って欲しいものである。
しかし、この問題は今日本が抱えてる問題を浮き彫りにしている気がする。
円高で日本国内で製造すると高くつくという事で、海外生産をする会社は、良く言うのは、
モノづくり日本の火を消さないために研究・開発は日本に残し、製造部門のみ海外にして利益を日本に
持ってくるのだと言う。
ところがこれには大きな落とし穴がある。日本のモノづくりの強さは、研究・開発だけでなく、
製造技術が絶え間なく進化する事なのだ。
その製造技術を海外へ持ち出したから、このジェット機の問題の様に、性能の良いジェット機が製造
出来ても、製造技術を持っている技術者が居ないので、納期を1年以上伸ばすという醜態をさらす。
真のモンづくりの強さは、良いものを早く正確にできて発揮出来る。
その事から考えても、簡単にリストラや希望退職を募る今の大企業の経営者は、
モノづくりの本当の現場を知らないのでは無かろうか。
金計算とリストラだけが得意な経営者に任せたらモノづくり日本は危ない。
あのソニーですら現在は・・・・



Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:36│Comments(0)日記
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