2012年05月30日

現場がすべて

昨日は、モノづくりについて書いたのだが、これは日本型経営の原点だ。
日本には1400年続く会社がある。勿論世界一古い会社だ。
それは中国から来た帰化人の集団で、そのまま現在に至るまで神社・仏閣を手がけている。
日本には元々職人を大事にする習慣があり、その現場力が世界を席巻するモノづくりの原点なのだ。
それこそ現場ですべてが起こっていて、設計士が品質を担保している訳ではないのだ。
コンサルタントをやって来た経験からすると、エアコンの効いた部屋でパソコンで設計した図面が
現場では多くの手直しを起こし、その現場からの声に耳を傾けない設計士のいる会社ほど左前に
なっているもんだ。
いい設計士ほど現場とのコミニケーションが上手くいっている。
そしてその現場には、職人とお客様の声があるのだ。
例えば建築などは解りやすい。現場を建築士がよく見て、お客様とよく話し、
いい職人を気持ちよく動かせたら、評判が良いはずだ。
評判が悪い会社は、いい職人がいない、こんな会社は値段や見た目で一時的に利益を
あげるかも知れないが、長い目で見れば化けの皮が剥がれる。
今東北でそれが証明されている。大手の住宅会社も有り余り仕事がこなせないでいる。
本当の職人が居ないからである。どんなにマニュアル化しても本当の職人が居なければ、
完成度が天と地なのである。 軸になる本物を育てられない企業に明日などない。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:00│Comments(0)日記
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