2012年06月29日

TOPの条件

松下幸之助の本を読んでいると、最も重要なリーダーの条件に私心の無い事とある。
企業のTOP、政治のTOP、優れた学力がある人が集まるが、成功するか成功しないかは、
紙一重の差しか無いという。それが私心が無いという事だという。
じゃあ何故かというと、難しい決断ほど、天の理、自然の理に従う事で良い判断が出来るという。
私心があると、それが曇る。
難しい判断ほど、その結果が甚大になる。戦後我が国にの教育は、自己実現とか自立とか、
はき違えた自由を教えてきた。我欲が強い事こそ個性などと言ってきた。
そして声が大きい人間が、そこを仕切って来た。
その結果が、今国会へ繰り広げられている我欲と権力争いの醜態だ。
いくつも意見があるが、すべて我欲と計算、保身から出た言葉である事が国民に見切らている。
京セラの稲森さんが、お題目の様に繰り返してきた。
「動機善なりや、私心なかりしか。」。
彼を最後にこの国には真のリーダーが居なくなった。
私欲の足元を見すかされて、外国人経営者にゆすられている。「競争社会なんだから、
勝った者には高額の報酬があって当たり前。だからあんたももっと取りなよ・・・」
と言われて、鼻の下を伸ばしている日本人。それすら気づかなくなってしまっているのだ。
日産もソニーも、そうじゃ無いことを祈るのみだが。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 14:51│Comments(0)日記
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