2012年09月30日

神様の女房

NHKで「神様の女房」で松下幸之助の奥さんの話が3話に渡って放映されたが、
興味深くみていた。
松下電器が社員教育に熱心だったのは、奥さん自身が面倒見が良く、早くから家計の助けのために
丁稚奉公した人達の親代わりになった事が大きかった様だ。
だから中小企業の様に家族経営となりスタートしたのだ。
現代の様に出来上がっているから雇ってやるという訳では無いようだ。
だから社員は親のように慕う風土があったのだろう。
それが松下電器を強い企業にした原因であろうと思う。
最近、幸之助の実の娘さんが「神様の女房」についてコメントされたそうなのだが、
奥様のムメノさんは確かに面倒見の良い人で、社員さんに慕われていたという。
しかし、テレビでは幸之助は短気で手を上げる場面があったが、
決して手は上げなかった。明治の男なので、しつけは厳しい人だったが、
若い従業員が休みの時、悪い遊びを覚えるのでは無いかとか、
給料の半分を将来のために貯金させるとか、今に時代で過干渉と言われる位心配した様だ。
幸之助自身、長男が早くに亡くなって家族が少なかったせいで、
本当の家族のように従業員・社員と接したという事らしい。
脚本のジェームス三木からすると主役の奥さんを引き立てるために
幸之助を普通の人に描きたかったようなのだが、幸之助自身が子煩悩(従業員煩悩?)
だという。
なるほど、幸之助の人づくりは見事な夫婦の合作という事か。
恐れ入りました。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:51│Comments(0)日記
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