2012年11月14日

寅さんの時代

「男はつらいよ」の全48作を見終えてしまった。
楽しみの一つが終わってしまった気もするが、また違う角度から見る楽しみも残るだろう。
初期の寅さんは顔もふくよかで、愛くるしい。
本当に、いたずら小僧をそのまま大人にしてしまった感じだ。
最後の作の時は、かなり体もきつかったのだろう、壮絶さがみえる。
しかし、芸人根性というか最後までやりきろうという執念すら感じられた。
山田洋次監督は、寅さんはまで元気で生きていて、40歳代で変わらず、
リリィと島で仲良く馬鹿話をしながら生活をしている。
という状況で終わらしている。
この映画は、人が人を思いやるというテーマを最後まで貫き
下町人情が描かれている。
もう一つの、この映画の価値は、
撮影のため訪れた場所のその時代の景色を切り取っている事だ。
日本の古里(ふるさと)がフィルムの中に残っている。
そして、その地方に行けば、「男はつらいよ。撮影地」の看板が誇らしげに立っている。
旅行に行って、その看板を見つけるのも楽しみになる。
これも宝探しの一つかも。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:07│Comments(0)日記
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