2012年12月18日

ユーミンの時代

ユーミンこと松任谷由美は女性シンガーとして一世を風靡した。
奇しくも私と同い年だが、最近はずいぶんと静かに見える。
たまたまNHKの番組で今度の宮崎駿監督の映画のテーマ音楽を担当すると言っていた。
本人も非常に喜んでいた。「魔女の宅急便」でもルージュの伝言をテーマ音楽に使われて、
宮崎駿さんとは相性が良いようだ。
最近若い人とユーミンの曲の話をしたら、ああバブル時代に曲ですか、と言われた。
確かに言われた通り、ユーミンがヒットした時代は、右肩上がりで若いカップルがクリスマスの夜に
色々趣向をこらして、ずいぶんリッチな人達がテーマだなぁと思ったものだ。
当時の私は金は何とかなったが、仕事で夜中まで残業で時間がままならなかった。
今の厳しい社会情勢で育って来た若者からすれば、バブルなのだろう。
しかし、最近思う様になったのは、バブルは本当に悪かったのだろうかという事だ。
確かにずいぶん散在もしたが、その分働きもした。
それは明日は今日より良くなるという確信があるから、もっと頑張ればもっと良いことがあると
思っていた。翻れば今の若者はどうだろう。
どこかビクビクしていて、暗い顔をしている。あれでは実力の半分も出ないだろう。
道を拓くと時というのは、多少無鉄砲でも自分を信じて飛び込んでこそ真実が見えてくる。
失敗を恐れては、かえって判断を誤る。
ユーミンの掲げる価値観や美意識は派手や贅沢に見えるかもしれないが、その位の明るさが
ある事こそむしろ正常で、今が委縮しすぎていると感じる。
人間は生身なのだ、多少はめを外しても、
夢や希望を持って明るい顔をしてこそ生きていると言える。
そんな時代を目指していきたいと思う。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 14:47│Comments(0)日記
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