2013年01月10日

寅さんの世界

「男はつらいよ」を長年撮って来た山田洋二監督は、ある人に言わせれば
現実にはありえないファンタジーの世界をつくる世界観だという。
そうなのかも知れない、そこまで相手を思いやる家族や地域の人達などは
実際には見かけない。
特に昨今はコミニティーが無くなって、不安になり、無理をしてでもどこかのコミニティーに
入ろうとしている様にもみえる。
昔は町や村がコミニティーで、生まれてから死ぬまでの家族同様のご近所さんがいた。
それが壊れたあとは、会社がその代わりになったが、それも成果主義などという孤立主義で、
コミニティーをずたずたにした。
だから失くした何かを求めてファンタジーの世界に入っていっているのだろう。
それはそれで娯楽なのだから良いではないだろうか。
あまりに厳しい現実に向き合って自殺をしようとするより、ほんの少しでも心が救われれば、
もっとファンタジーがあってもいい。
景気というのは、本当に人の気のもので、良いと思えばよくなるし、悪いと思えば悪くなる。
さも難しい顔をして景気を語っている人こそ、私には怪しくみえるのだが。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 11:23│Comments(0)日記
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
寅さんの世界
    コメント(0)