2013年01月17日

什(じゅう)の掟

会津白虎隊の話をテレビでみていたら、若い少年たちは、「什の掟」で厳しく躾けられていたという。
内容は、
一、年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです
というものだった。
背筋がピンと伸びる気がする内容だ。
日本人には宗教がない。宗教が無い国は世界の笑いものだという人がいるが、
その人こそが笑いものだ。
宗教が目指しているのは、しっかりした躾だ。
世界には躾と言う習慣がなく、ほって置くと野生化、動物化するから宗教を利用して来たのだ。
江戸時代にこの様な高潔な哲学の元に生きている民族が、あることすら外国人は知らないのだ。
そういう意味では日本人は高度に宗教的な民族だ。
3.11の時の被災した日本人の対応を世界中が驚いたのは、レベルの高い民族性であり、
被災地で祈りを捧げる天皇皇后両陛下の姿だろう。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:53│Comments(0)日記
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