2013年01月26日

アルジェリアの悲劇に思う

この悲劇のマスコミの報道姿勢に腹が立ったが、
その報道の中で特に胸を打った報道があった。
それは44歳の息子を思う母の心情だ。
その言葉の中「息子は、この国には仕事が無いんだよ、
僕を望んでくれる所に行くんだよ、と言っていた。」という話だ。
この10年以上は、日本政府とこの国の企業人の怠慢と無能なせいで、現在働き盛りで
家庭を養わなければならない30歳代40歳代の人達に職場が作れないでいたのだ。
みすみす命の危険がある事が解る仕事場に子供を送り出し、しかもこの様な目に会された
母親の心情を思うと、経済人として悔しい思いでいっぱいだ。
国内にもっと仕事があったならと、もっと増やせたらと思う。
経済諮問会議のメンバーの経営者には、リストラで国内で首切りをやって、海外進出で儲けた
社長も入っている。
彼らから、どれだけ有効な話が聞けるかは疑問だ。
なぜなら経済諮問会議は、国内にどうしたら職場が増やせるかの会議だ。
人選が違うと思うのだが、金は稼げば良いのではない。稼ぎ方が問題なのだ。
母親にあの様な苦しみを与えない社会こそが彼への何よりの供養だと思う。



Posted by 昔のシステムエンジニア at 13:30│Comments(0)日記
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