2013年09月11日

世代間格差

今日本社会の問題は世代間格差だ。
戦後の好景気の波に乗った、全共闘世代、団塊の世代が富の大半を持つ。
勿論そのまま景気が継続すれば良かったが、20年の間不景気となり、
今の若者の大半は結婚もままならない収入しか得られない状況になっている。
その若者達に、この全共闘・団塊の世代の年金を負担せよというのは、
どう考えても無理がある。
となると、年金を貰う世代が遠慮して、若者達が稼げる努力をしなければ、
日本社会は厳しい事になる。
だから定年退職した人達でも、まだ働けて意欲があり、その技術を伝えたい人達を
集めて、勉強会が開かれている。
それは、教え方を学ぶ勉強会だ。
どんなすばらしい技術でも、多くの技術者は自分の工夫で道を拓いて来た。
昔はそれが当たり前だった。しかし、今の若者にはそのチャンスがない。
昔の様に結果が出なくても、待ってくれる環境がない。
だから、効率よく多くの若者に伝える必要だある。彼らの未来の為に。
それを正社員で働いた事の無い若者に伝えて、その若者が年収500万600万と
普通にとれる正社員になる技術を持って貰う事で、少しでも格差を縮めようとしている。
そんな人達がもっと多くなれば、世代間の葛藤も減るだろう。
実際、統計的に見ると引きこもりで親に養ってもらっているのは、
この団塊ジュニアが一番多いらしい。一人でも多くの若者を育てれば、
それは自分達の子供の世代に良い結果として巡ってくるのだ。
そういう機会をもっと増やしたいと考えている。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:54Comments(0)日記