2022年04月28日

インフレにならない日本経済

石油やガス、そして小麦価格が上がり、世界は原料高騰のインフレになる。
それなのに何故か日本はインフレにならないという。
デフレが改善されていない日本は、単純に物価高が重なると
スタグレーションという不況が酷くなるという事だ。
つまり日本はインフレにもなれないらしい。
高橋洋一教授によると、日本も世界と同じインフレになる為には、
GDPギャップを埋めないといけないという。
GDPギャップというのは、インフレで物の価格が上がると製品の価格に転嫁され
製品価格が上がる。
消費者は生活必需品が上がれば、仕方なくそれを購入するが、
収入が少ないので、他のものを買わずに我慢する。
すると生活必需品で無い商品は、値上げできないし、値下げまで考える。
その結果、体力が無い会社は整理される。
つまりは、マクロ経済的には、政府はGDPギャップに見合う金額の補正予算を組み
市場にバラまけば、インフレ分消費者の給与が追いつき、
全体の売上もインフレ分あがるので、普通のインフレになる。
今日本のGDPギャップは1~3月で30兆円、それに対して今回の補正予算が
6.2兆円、岸田が財務省を恐れてゼロ回答から出した数字。
高橋予想では、半年後に失業者が増える数字という。
当たらなければ良いが。
彼の理論は今まで当たって来た。
馬鹿な大将敵より怖い。
神輿に乗せるのは、軽い馬鹿が良い。
だったら日本は、大変だ。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:28Comments(0)日記