2009年11月12日

トムとジェリー

トムとジェリーというアニメが子供時代あった。
賢いネズミと間抜けな猫がいて、猫がいつもネズミにやられるという話。
子供心に間抜けな猫だと言いながら笑ったものだった。
そして、今日、仕事帰りに駐車場に車をとめて、アスファルトの道路を事務所
に向かっていると、ネズミが道路を横切った。
そしてアパートにもぐりこもうとしたが、隙間が小さくうろうろしていた。
なんとはなしにそれを見ていると、横から電光石化の如く、猫が来て、
一撃二撃くらいで、そのネズミを捕まえた。
ネズミは死んだらしく、ぐったして猫にくわえられていた。
ほー、と思いながら、足を止めず事務所に歩いていくと、その猫はネズミを
銜えて、胸を張って(るようにみえた。)前を歩いていった。
明らかに野良猫でまったく人に媚びる様子も無い。
まるで、自立というのは、こういうことと、言わんばかりに。
考えてみると、猫がネズミを捕るのは当然と思っていたが、実際に取るのは初めてみた。
リアルな現実を見せられた気がする。
そう、今のいままで猫は、トムとジェリーのトムであり、
バーチャルの非現実世界だったのかも。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 17:45Comments(0)日記