2011年03月23日

人生最後のミッション

テレビで震災の報道を見ていたら、放射能の恐れから医者や住民が
出て行った町があった。
その町で産婦人科をしている老医師が、数少ない医師として町に残り処方をしていた。
何人かの若い女性看護師もキビキビと働いていた。
何故逃げないのですかという問いに、自分の医者人生の最後のミッションだと
答えていた。
自分が居るだけで回りが安心してくれる、とも言っていた。
やはりこの国の国民は健全なのだと、思った。
若い看護師の人達も、キビキビと見えたのも、彼らのミッションなのだからだろう。
最近、金の計算ばかりが上手い医者や坊さんを見てきたので、
新鮮だった。
この国は、表の錆びを取って磨けば、美しい波紋が出る日本刀と同じように、
その内部までは腐っていない。
復興の為の人材は間違いなくいる。そんな気がした。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 14:26Comments(1)日記

2011年03月23日

希望の星の子供達

今回の震災で驚かされたのは、中学生や高校生の活躍だ。
最後にお婆さんと一緒の助けられた中学生の少年は、自分が助かる前に
お婆さんがいる事を訴え続けていたという。
今回甲子園に出てきた東北高校の生徒達も、地震後ずっと水の配給を手助け
していた。
ニュースでは、安否確認に回っている中学生のグループもいた。
その中には母親の安否が不明な子もいた。
その様な彼らの笑顔は希望の光だ。暗い顔をしたお婆さんやお爺さんも
彼らの笑顔に救われている。
それらを見ていると、彼らこそが東北の未来のみでなく
日本の未来を切り開く人間になるだろう。
こんな大事な時期に送り込まれた魂なのだから。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:41Comments(0)日記