2019年09月04日

子供が笑顔の国

明治になる前、江戸時代に日本を訪れた外国人(主に白人)の手記を見ると
日本の子供の不思議さの記述がある。
皆、にこにこして笑顔が多く、人懐っこく親切だというのだ。
当時の他の国では人を見たら泥棒や人さらいと思えと教育されていて
子供は隠れて大人や外国人には近づかないのが普通だというのだ。
欧米では、あまり注目されないまでも、まだ人さらいというのがあり、
中国では子供の売買は商売として成立しているという。
それを思うと昔の子供は今の子供より貧乏かも知れないまでも
大人達に大切にされていた、という事だろう。
振り返って今の日本で、にこにこして人懐っこい子供は居るだろうか。
都会では見ないし、最近田舎には子供が居ない。
ただ過疎の田舎に稀に子供が居ると、ほぼ例外なく周りの年寄りは
子供を大事にする。
そんな子供は人懐っこく自然な笑顔が多い。
テレビCMを見ていると、まだ小学生にも満たない子供が
作り笑顔を振りまいている。
それを見ながら何か悲しい、疲れるだろうなぁと思うし、
痛々しく見えてしまう。
最も北朝鮮の子供たちの人造的な作り笑顔よりマシなのだが。
しかし、人間は正直だ、作った笑顔はどこかぎこちない。
顔の美醜ではなく、世界中どの国の子供も
肌の色も関係なく、自然な笑顔は周りを幸せにする。
そんな子供が多い国に戻せないだろうか
ふとそんな事を思ったのだが。

  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 16:13Comments(0)日記