2014年04月23日

日本型経営のススメ

日本の経済がおかしくなったのは、経営コンサルタントと称する(私も称している)
欧米型経営の信奉者が、MBAなどと威張ってきた事(私も一応もっている)から始まる。
経営は経営の専門家にという言葉によって皆そう考えたのだが、
その結果格差は広がり、年間3万人の自殺者が出る社会になった。
そのうち1万人は、経営に行き詰まった経営者やリストラされた労働者の中高年。
欧米型経営とグローバル化などという言葉に踊って、
日本の会社は日本人の首を切り、海外に安い賃金を求め出て行った。
しかし、海外で賃金が上がると、採算が合わなくなり、日本に帰りたくても
社員の首を切ったので、帰れない。
しかも、海外では日本人の様にモラルもなく、政府は袖の下ばかり、
とても、まともな企業として永続する事は出来ない。
元々、海外特に欧米で言う「経営」は、植民地の人間を働かせ、
絞るだけ絞り、分け前はちっとしか与えず、暴動が起きて鎮圧できなければ
逃げていけば良いという考えだ。
つまり経営とは植民地の経営をさし、株主様のために、悪儲けするから
ワシにも沢山分け前をくれというものだ。
成果主義とは、その様なところから出てきている。
それに対し、日本の経営は家業から始まり、伝統・文化そして働く場所を
その地に根付いて続けて来た。
つまり、続ける事が前提で、将来のために人を育てる事が前提なのだ。
だから社員も熟練もし、終身雇用が前提なので骨身を惜しまず働いた。
その信頼に報いるために、経営者は社員の福利厚生だけでなく、
強制貯蓄や若い女性などは花嫁修業をさせたり、果ては婿探し嫁探しまでしたのだ。
だからこそ皆、安心して家を建てて子供を産めたのだ。
会社は社会のための公器。
多くの人達の生きる場なのだ。
どう考えても日本型経営は正しい、少なくとも日本人には一番合うスタイルだと思う。
「一億皆中流」これは人類市場初めて日本人は経済で起こした奇跡だ。
平等社会、本来の民主主義として理想の姿だ。
(だからトウ小平もゴルバチョフも目を見張った。)
その世界に戻す事こそ正義ではないのか。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:00Comments(0)日記