2014年04月26日

職人の心意気

オバマさんが日本にきて、政府では銀座の一流店の天ぷら屋に
天ぷらを揚げてもらおうと頼んだのだが、その天ぷら屋さんが断ったそうだ。
理由は、数ヶ月前から予約しているお客様がいるので、出来ないという事らしい。
ただそれだけの話だが、それが大した話題にならないほど当たり前の
日本という国で有り続けてほしい。
想像してほしい、もし支那でそんな事言ったら、命が亡くなるだろうし、
朝鮮半島なら、殺されるか衆人の前で土下座させられるか。
アメリカなら店のオーナーが怒鳴り散らしてクビにするだろうし、
ヨーロッパなら拍手喝采だろう。
日本では江戸時代から既に、士農工商とされて身分が低かろうが、
職人気質や職人文化、商人文化商人気質そしてそれらが哲学まで
昇華していっている。
そういうモノを作ったり商ったりする人達に対する、敬意を持つ社会こそ健全であり、
金をいくら持っているから、権力をどの位持っているかなどというのを
超越した世界があってこそ文化が成り立つ。
日本の多様な文化の源泉は、権力者や金持ちだけのための社会では
無い事にある。
隣の国の船の惨事は、権力者、資産家が自分の利益にために安全を犠牲にし、
若い命を散らしてしまった。かれらの親の世代の負債を後の世代に押し付けたのだろう。
我々も他山の石にせず、あえて見直して良い文化を後の世代に残そう。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 12:27Comments(0)日記