2014年11月03日

貧富の格差を考える①

今の世界の一番の問題は貧富の格差の問題だろうと思う。
では、それはどこから起き、どこに向かおうしているか、
つたない思考力を駆使して社会の未来について考えてみたい。
一回目は資本主義と社会主義から考える。
ごく素朴な考え方からすれば、日本は資本主義社会に属して、
社会主義については、これを採用していない。
社会主義はソ連が崩壊し、中國が一国二制度などというご都合主義で
誤魔化しているが、どうだろうマトモにに機能している社会主義は、
キューバくらいのもんだろうか。
しかし、それらは素朴すぎる。
世界でただ一国だけ理想的な社会主義が成功した国がある。
数千年の人類の文明の中で、たった一国それが出来た国がある。
貧富の差が最も少なく、「一億総中流」と言った、我が日本である。
昭和の40年代から平成にかけての日本は、経済で言ったら、
理想的な社会主義国家と言っていい。
ソ連を解体したゴルバチョフは、
当時の日本を見て「社会主義の理想国家である。」と言った。
中國のトウ小平なども同じ感慨をもったという。
当時の日本社会を数字で表現するなら、
中小企業の社長と、その新入社員の初任給の格差は、10倍。
大企業(一部上場企業)であっても20倍であった。
つまりは、その程度の差しか無かった訳であり、
現代の社長、ユニクロ、ソニー、ソフトバンクの社長達から言ったら、
「そんな馬鹿な」という数字である。
彼らは100倍以上である。
アメリカでは1000倍、中國では10000倍と言われている。
それに比べれば正気であるが。
少なくともそういう世界である。
私は、日本から発して世界の貧富の格差が少なくなるには、
という事を考えてみたいと思う。
  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:57Comments(0)経済