2018年02月23日

経済学を知る

私も仕事上、高学歴(T大K大出身)で経済を語る人と仕事をした。
ただ思うのは、戦前の学問を知る人と、
戦後の学問しか知らない人の違いを感じる。
特に感じるのが「使命感」とでも言うのだろうか、
学問を私(わたくし)していないのだ。
早い話が自分の立身出世の為の学問は、
学問を私していると思うのだ。
明治時代、新しい日本の胎動期には素晴らしい学者が輩出したのだ。
それは「経世の学問」という。
欧米の最新の学説を日本に紹介するのではなく、
日本の伝統を小馬鹿にし、
自らの立身出世だけを考える事でも無い。
「万人の苦しみ悲しみを自分の心の中に人一倍敏感に
受け止め得る様に自分の心を鍛えて行くこと」、
つまり世の中の人の苦しみ、悲しみを
受け止める事ができるように感受性を研ぎ澄ませ、
そこで直面した課題を解決しようと懸命に努力する生き方を目指す事だ。
それこそ経世済民であり、経済学を考える事だろう。
しかし、私もそうだが凡夫には道は遠い。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:38Comments(0)日記