2009年12月21日

中小企業の生き残り

今日は、昔からお世話になっている、開発型企業の創立者の方の話を聞いた。
元々製造業で中小企業を立ち上げた方なので、中小の製造業の将来には
えらく心配している。
勿論、私自身もお客さんに零細の製造業を抱えているので、その深刻さは尋常ではない。
大企業は、生産拠点を粛々と海外に移転。
中小の製造業も、大きいところは、それに伴い海外に移転。
それだけでなく、ドル暴落などの危険性を睨み、資産を日本以外に分散する動きも
出ている様である。
知り合いの零細企業では、中国と同じ値段でやれと、仕事を押し付けられた。
それでも立場の悪いその企業は、やらざるを得ない。
そんな事を続けていれば、その受けた企業は時間の問題で存在できなくなるし、
そんな値段で出す企業も、やりてが居なくなり、将来中国企業になるか、
ベトナム企業になるかだろう。
今、中小企業は独自性を求めて、必死で模索している。
国も、その様な中小企業に、もっと厚い援助をするべきじゃないだろうか。
どうせ、大企業に援助しても国を捨てて出て行く企業ではあるまいか。
この国で、この国の人を雇う企業に助力してこそ国だろう。
しかし、その企業創立者の方が言っていた。
間違っても、政府のする事などあてにするなと、
自力以外信じてはいかんと、
まぁ厳しい話だけど、その様です。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 14:28Comments(0)中小企業