2012年05月12日

会社は誰のために

会社は株主のためにある。
そう言った時から世界経済は狂ってしまった。
1990年代にアメリカの経営者の団体がそれを言い出した。
その時から、働く人達を金で計算し始めた。年収1,000万なんてある従業員はケシカラン。
そいつをリストラして年収100万の移民と入れ替えろ。そうるれば利益が増える。
経営者は株主に媚びへつらい、「そのかわり分け前を沢山下さい。」と言ってしっぽを振ってみせた。
株主は、そうゆう人間を経営者にし、従業員のリストラに反対した経営者は片っ端からクビにした。
その結果、社会の中間層を形成していたサラリーマンが居なくなった。
一部の株主とそれにへつらった経営者の大金持ち層と満足に正社員になれずにアルバイト生活の
ワーキングプア。今はその2種類になろうとしている。
松下幸之助は、会社は社会の公器、決して個人の為のものでは無いといい。
その時代の経営者の多くは、株主だけでなく、従業員、協力会社、お得意様、地域社会、それに
国家にと、全てに良い道を考えるのが経営者だった。
株主利益だけだと簡単で良いが、そんな会社さっさとクタバレ、社会には害毒である。
「金儲けは悪いことですか」などとほざいていた若造がいたが、お前の金儲けは悪い。
なぜなら、投資家とお前は儲かるかもしれないが、額に汗して働いている人間達に失礼だ。
投資での金儲けは、世間の目をはばかってこっそり、遠慮がちにやれ、
金持ちの老後の小遣い稼ぎ、投資とは、その程度のものだ。
企業家とは、新しい価値、製品、サービスで世の中の貢献し、ご褒美にお金を頂く人達だ。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 16:31Comments(0)日記