2012年05月02日

社会の絆

この所、理不尽な事故が多くて、亡くなった方の親族には、おくやみの言葉もない。
京都では暴走した車が人の中に突っ込んだり、幼稚園児の中に車が突っ込んだり、そして
高速道路では、バスが側壁に突っ込んだり、そんな事が起きている。
ニュースで見ていると、運転手が逮捕され、その刑罰の大きさの問題と行政の対応を取材して
その事をコメンテーターが話している。
何となく聞いていて当然とも思うのだが、どうも腑に落ちない。
何でだろうと思うと、それらが全て再発しないという目的を果たしていない様に思うからである。
罰則や刑罰が重くなれば監督官庁としては言い訳がたつが、そのために減るだろうか?
どうも当事者意識が足りない気がする。事故を起こした人間は起こしたかった訳では無い。
本人からすれば、そうなってしまったのだ。勿論本人の責任はあるのだが、世の中の
すべての人間がそれほど強い訳ではない。だから企業、役所、一般人が真剣に再発防止を
練らなければ本当の解決は出て来ないのでは無かろうか、
本人やその周辺に全て責任を転嫁せず、企業、その元請企業、官庁、そして客それぞ全てが
自分たちにも責任があるという立場から考えなければ、本当の妙案は浮かばないのだと思う。
私は被害者、私は金を払っているのだから、貴方がたが考えるべき、こんな人が増えてきていれば、
どんなに罰を重くしても、問題は減らないと思う。
聖徳太子が「和をもって尊しとせよ。」とは、その事をさしていたと思うのだが、
単なる談合の言い逃れじゃないはずだ。
  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:45Comments(3)日記