2013年02月01日

ものづくりこそ礎

日本の製造業人口が50数年ぶりに1千万にを割り込んだという。
残念な事と思っている。
本当にこの日本経済を支えているのが
「ものづくり」つまり製造業である事を言う経済学者がいない。
サービス業こそ明日の日本を作るなどと馬鹿な事を言っている。
多くのサービス業は、それを実現する製造業があって成り立っている。
実にサービス業は製造業あっての事なのだ。
良くソフトウエア産業で、アップルのジョブズの話が出る、曰く、
彼は企画力という頭脳で勝ったのだという。
確かに傍目にはそうなのだが、その企画力の源泉については誰も触れない。
ジョブズはソニーの研究室と日本の中小企業の現場が好きだったという。
日本人の細やかな職人技術を見ていると多くのインスピレーションが湧いたという。
このジョブズにオバマは、どうせ作るならアメリカで作って欲しい。
そうすれば、就業の問題が随分解決すると言った。
それに対しジョブズは、アメリカには技術を持った製造業が死に絶えて久しい、
とっても今のアメリカの技術力では、無理だといった。
アメリカは金融資本主義だなどと楽に稼ぐいびつな経営者が増えた。
結局自国の経済を困窮させたのだ。
だからオバマは中国から製造業を引き上げようと必死なのだ。
製造業をとられたら経済そのものが困窮するのだ。
それなのに、この国では、その宝物の様な技術者をリストラし、中国・韓国に進呈している。
いつになったら、この馬鹿げた事を戻す政府が出来るのだろうか。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:14Comments(0)経済