2013年02月27日

イタリア人は悪人か

イタリアの選挙で、政府が混乱したら日本の円が買われて、円高になった。
なんで?と思う人があるかも知れないけれど、当然と思う人も多い。
ヨーロッパはユーロという共通通貨にしたので、金持ちドイツがイタリアに金の使い過ぎだと
文句を言い、もっと貧乏人らしい生活をしろと言われている。
現実にはイタリア人は、ドイツ人よりかなり質素な生活をしているのだが、
それでも足りないとドイツが怒る。しかし、イタリア人にも我慢の限界がある。
確かにドイツは工業技術が強いので、金持ちだ。
イタリア人は、デザインやファッションは得意でも工業技術は苦手、しかし、
工業のほうが金が稼げるのだ。だから国により当然格差が出来る。
イタリア人にしてみれば、ユーロにしたのだから財布は一つだ、
金をもっている国が無い国に出すのは当然だと言いたいのだ。
ギリシャの様に世界一就業時間が長い国にヨーロッパ一就業時間が短いドイツが、
「働きが悪い」という。これはイジメじゃないかと思う。
そしてイタリア人が反発している。それほどいうなら、元の通貨に戻し、関税をもうけようぜ・・・
このヨーロッパで起きてる事は世界の縮図。
グローバル化する経済は強者と弱者をつくり、格差を拡大する。
そろそろグローバル化にブレーキをかけないと、弱者が反乱を起こす。
いい例が中国。国内の反乱が素知らぬ顔をしているが、いつ爆発してもおかしくない。
丹羽宇一郎のおっさんが中国万歳、これから中国と言っている事を、
ゆめゆめ信じない様にしましょう。日本こそ大事にすべき国。だからこそ信用のある円が買われる。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 11:17Comments(0)経済