2015年10月09日

突然の別れ

母が亡くなった。
96歳の大往生といえるだろう。
最後は潮が引くように静かに召されて行った。
そうなると遺族は大変な騒ぎとなる。
葬式の準備やら、親戚へ連絡やら、騒然として感傷などの時間はない。
そして葬儀だ。
少ない睡眠時間と相まって、疲労もピークといった所。
葬儀も終わり、やれやれと思った所で、やっと少し感情が戻って来る。
我が母は。本当によく生きてくれたと思う。
若い時、戦争中、妊娠した体でアメリカ軍のグラマンの機銃掃射で追いかけられ、
川に飛び込んだ。
お陰で命は助かったが、兄は早産になり生きて生まれる事は出来なかった。
そんな苦しみや、戦後の食料難に子供達に不足無く育てる事に苦心し、
そして孫の事など心配しつつの人生だった。
お疲れ様、そして命を頂き有難うございます。
合掌。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:05Comments(0)日記