2015年10月15日

師匠より

ふと師匠より教わった事を思い出す。
師匠は、読書家であり戦略家であり日本の将来を憂える愛国者だった。
それらは終始一貫していて、陸軍幼年学校、陸軍士官学校、そして戦争。
戦後は一事業化として仕事をして90年の人生を終わった。
最後は武人として、歌を詠み、長命を恥、若くして逝った仲間を懐った。
その人は終始言っていたのは、日本兵・日本人の真面目さである。
中国戦線に参戦した師匠は、南京大虐殺など有り得ない、
慰安婦なども有り得ないと話題にすらならなかった。
勿論、何処でも売春婦はいた事は認めた。
招集された日本の兵隊は、訓練は受けてても普通の日本人で、
戦争があったのせよ残虐行為が出来る日本人はいなかった。
むしろ子供を見れば、貴重なお菓子をあげる様な人ばかりだったと。
そして、もうひとつの教えは、情報分析眼をつくれという事だった。
多くの情報から真実を見つけ出す、その基準となる自分自身を作ること。
そして凝り固まるのではなく、多くの意見を拾って自分の頭で考える事。
師匠の世代こそが戦後の日本の平和と高度成長を作ってきたのだ。
日本の次の世代に、其の意志が伝えられるだろうか、それを思う。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:41Comments(0)日記