2018年05月05日

生きると言う事

年を取ると周りの友人が減り始める。
今の所、癌が多いが、血管系の病気で亡くなる人も居る。
どの人間も、いずれは同じ運命と思い、
その日が近づいているのを感じる。
その時が来れば、どうあがいても、あちらの住人になるのだが、
私という感覚がどうなるのだろう。
魂は個性というものをどれくらい残すのだろうか。
個性という上着を脱ぎ捨てて、元々の魂に帰ると思うのだが、
その魂の中に個性というのが、どれ程残るのだろうか。
我々が、良き魂とか悪しき魂とか個性を選別する事は、
神に対して失礼に思う。
だが、特定の個性には、とても苛烈な人生を与えるのも神だと思う。
苛烈な人生や、穏やかな人生、優しい人生や、厳しい人生を見ると、
これらを人間が、その狭き見解で想像する事は、
余りにも不可能。
自然の侭に、神意の侭に。
唯生きる事人間の使命は、それだけだろうか。
そう言うと、それだけだ、それで良いと声が聞こえた気がした。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 15:27Comments(0)日記