2019年02月01日

金融機関は死んでいく

このデフレの20年は何だったのかと思い、
色々本を読んで見たが、まずは日銀がお粗末だったという事だ。
バブルがあったので引き締めはしょうが無いが、
土地と株だけを締めれば良かったのに、
健全な普通の事業まで引き締めを行った。
当然、市中に金が流れなくなり日本経済は貧血状態になった。
それに輪を掛けたのが、金融機関だ。
バブルで踊った土地と株以外への投資や案件を見いだす力がなく、
日銀からの金を海外投資家や中国の投資で使い、
日本の中小企業や企業家に金を回さなかった。
そのお陰で有望な日本企業は海外投資家や中国企業に
札びらで買いたたかれ、
有望な技術はアメリカや中国のものと成っていた。
中国はそれでも飽き足らず、アメリカのシリコンバレーごと買収した。
そしてGAFAには、中国人技術者のほぼ全てをスパイとして
使い、その元締めが、今話題のファーウェーである。
つまり日本の金融機関は
自国の中小企業などを育てるなどという事をせず
海外の投資家に金を貸し、
日本の技術と資産が海外流出するのを助けてきたのだ。
目先の利益のみを追求して、
金融機関としての本来の業務が出来ないのだ。
今スルガ銀行問題で金融庁が銀行の土地取引を見張って居る。
しかし、同じパターの利益モデルしか持たない金融機関は、
金融庁の締め付けが緩むのを待つだけだ。
投資案件の見極めなどが出来る行員もいない。
担保があるだけ貸す質屋という能力だ。
新入社員の半分は一年以内に辞めるのは、
若者達のほうが現実を知って居る、
無能な銀行に自分の未来など描けないのだ。
普通に考えても金融はネット上に変わって行くだろう。
殆どの金融機関は消えていく未来しか見えない。
今の延長線上には金融の未来などあり得ない。
もっと実業の実務を勉強せよ、それだけが生き残る道だ。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 17:03Comments(0)日記