2019年10月07日

大投手

金田正一が亡くなった。
今はラグビーが旬で日本中ラグビーだが、
今から50年前で言えばスポーツと言えば、野球。
そしてスターは長嶋茂雄、そして王貞治。
その二人の前に立ちはだかった金田正一。
王貞治が世界のホームラン王ならば、金田は日本唯一の400勝投手。
この二人は、他の一流選手と呼ばれた人達をしのいで、抜きんでていた。
しかも二人とも親の代に日本にやって来て帰化した経歴を持つ。
子供の頃は、差別的ないじめなどもあっただろうに、
それをバネにして、日本人として世界に向けて発信した大先輩の一人だ。
今年ラグビーで日の丸を付けている人で、
純粋の日本人と思える風貌の人はそれほど多くは無い。
しかし、その戦い方は正々堂々で魂に日本人を感じる。
そんな理由で今ラグビー人気だと思う。
金田正一は、そういう意味では先駆者と言えるだろう。
先祖は半島からきただろうが、見事に日本人としての
自分の存在を明らかにした。
彼のすばらしさは、その明るさだ。
常に笑顔でサービスしていた。
昭和の大投手は令和で消えた。
合掌。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:12Comments(0)日記