2012年07月13日

日本型組織

経済記事を読んでいると、日本型組織には弱点が多く、その結果海外の企業に競争で負けていく。
そんな事が書いてある。
主な理由は決断が鈍く、判断力が緩慢なので、軍隊型に出来ている海外の企業に戦いで敗れるという。
だから、海外企業の様にトップダウンで物事をすすめる企業でなければいけないという。
確かに学問的な戦略論が好きな学者が言いそうな事なのだが、そのような組織は日本国内では、
長持ちしないという実感がある。力づくだけでは部下がリーダーを見限る風土がある。
歴史で言えば、織田信長が天下を取る前に部下に打ち取られたのは偶然ではない。
独断で走るリーダーを認めない風土があるのだ。
武田信玄や徳川家康などは良くそこを心得ていた。
問題は、日本型組織そのものが悪いのでは無く。
日本型組織の長所を生かせないリーダーの能力の問題なのだ。
日本型組織の長所は、一旦全員がしっかり腑に落ちれば、ものすごい力を発揮する。
今のリーダーの問題点は、理論理屈だけで部下を納得させようとしているだけで、
人間力で部下を納得させるだけの力量が無いだけだ。
だから日本企業に外国人がリーダーなどと言っても、一時的成果以外はあげれないはずだ。
長い目で見れば外国人の社長は結果的には、業績を落として帰って行くはずだ。
グローバル企業だからなどと見てくれにこだわって本質を見失った企業が日本には多く
存在するようだ。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:52Comments(0)日記