2012年12月07日

明るい話題

山中教授がノーベル賞を取った事は、暗い話題が多い中、特に明るい話題だ。
IPS細胞を作り出した事が世界中で話題になっているが、彼の本当の偉さはその動機だ。
それまで万能細胞を作るには、受精卵を利用していた。
韓国の偽発明で有名になった学者も、化学の発達の為とはいえ、
部下の女性に宿した受精卵を提供させていたという。
山中教授は、この大量の受精卵を犠牲にしている事に違和感をもった。
受精卵は、そのまま子宮の中にあれば子供として生まれる生命である事を思い、
自分の子供の事を考え別の方法で発明したかったという。
その結果、普通の細胞から万能細胞を作るという快挙が生まれた訳だ。
この開発意図こそが、彼が人間として何が大事かを再確認させてくれた事に
単に優れた発明をして事以上の価値があると思う。
金や名誉もために人間を犠牲にする輩が世界をリードしてはいけない。
山中教授が日本人であり、日本で開発した事が誇らしく思うし、
国は、ここに予算を投入しなければ何処に投入するのだろう。
もっとも「一番でなければいけないのですか?」の時に、大きく予算が削られて、なんとか復活折衝で
残った様だが、一つ間違えば本当に良い芽をを摘むとこだった。
良い政治家を選ぶ必要もありそうだ。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 11:00Comments(0)日記