2013年01月30日

柔道が弱くなった訳だ。

オリンピック女子柔道の監督は暴力とパワハラでJOCに訴えられたとか、
そういえばオリンピックの金メダリストでありながら、
女子柔道の教え子に破廉恥な事をやっていた馬鹿もいた。
とても教職に就くような人間のレベルではない。
練習しすぎて頭の中までキン肉マンになってしまったのか。
柔道を起こした加納治五郎は、体育という教育の一環であり、礼に始まり礼に終わる
人格形成にも力を入れたものだ。
ヨーロッパ発祥のスポーツも騎士道が発祥で、卑怯なふるまいと不真面目な態度を嫌う。
日本の武道はむしろそれより純化した精神論の武士道を大事にしてきた。
武士道であるから厳しい稽古はあったが殴る蹴るなんで指導はない。
いつからこうなってしまったのだろうか、勝つことのみにとらわれた教育をしてきたのだろうか。
かつて日本人はオリンピックの場で正々堂々戦い、そして勝ち。
負けた者に対しても礼を失しな態度で世界の人々に尊敬された。
日本人はなによりそれを大事にしてきた。先日引退した大リーガー松井も
そういう意味では自慢できるアスリートだ。
日本のスポーツ教育も含め考えるべきは全人的な教育だ。
勝つだけなどの教育は本人だけでなく日本のためにもならない。
海外で活躍してリスペクトされている日本人選手は、その人格も含めリスペクトされている。
成績だけではない。だからこそ世界中のスポーツチームが日本人に声をかけるのだ。
それこそがスポーツを通じての国際親善だ。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 13:18Comments(0)日記