2010年02月01日
レース鳩
昔、私の子供の頃、一時レース鳩のブームがあった。
たぶん50歳以上の人はご存知ではないだろうか、
私もご他聞に漏れず、一時は40羽~50羽という数のレース鳩を飼った。
血統書付の鳩を買い、つがいにして子供をとり、レースに参加していた。
レース当日は、2階の屋根の上に立ち、一日中、鳩の帰りを待っていた。
真っ青の空の中、白い点が見えて、真っ逆さまに落ちてくる。
ぶつかるのでは、と心配する距離まで急降下すると、寸前で横に向かって飛び始める。
要するに、飼い主の僕に対する、軽い冗談なのだ、
彼らは賢い。何百キロ、時には千キロの彼方から帰ってくる。
見かけは土鳩と同じだが、触ると解かる。筋肉は極限まで磨きあげられ、
羽のつやはすばらしく、持ってみると軽い。
土鳩はどんなに美しくとも、重い、それがアスリートとしてのレース鳩の凄さだ。
最近、何十年ぶりかでレース鳩をもったが、やはり彼らはアスリートだ、
本当に軽い、無駄が無い、これは人間が作った芸術品だなぁと思いながら、
中年になりせり出した自分のお腹をみてしまった。
わし、鳩なら引退やなぁ・・・
たぶん50歳以上の人はご存知ではないだろうか、
私もご他聞に漏れず、一時は40羽~50羽という数のレース鳩を飼った。
血統書付の鳩を買い、つがいにして子供をとり、レースに参加していた。
レース当日は、2階の屋根の上に立ち、一日中、鳩の帰りを待っていた。
真っ青の空の中、白い点が見えて、真っ逆さまに落ちてくる。
ぶつかるのでは、と心配する距離まで急降下すると、寸前で横に向かって飛び始める。
要するに、飼い主の僕に対する、軽い冗談なのだ、
彼らは賢い。何百キロ、時には千キロの彼方から帰ってくる。
見かけは土鳩と同じだが、触ると解かる。筋肉は極限まで磨きあげられ、
羽のつやはすばらしく、持ってみると軽い。
土鳩はどんなに美しくとも、重い、それがアスリートとしてのレース鳩の凄さだ。
最近、何十年ぶりかでレース鳩をもったが、やはり彼らはアスリートだ、
本当に軽い、無駄が無い、これは人間が作った芸術品だなぁと思いながら、
中年になりせり出した自分のお腹をみてしまった。
わし、鳩なら引退やなぁ・・・