2010年09月10日

本当の資本主義は

最近読んだ本で、「だれかを犠牲にする経済は、もういらない」というのがある。
欧米からやって来た金融資本主義の問題を書いている。
一々納得した。
金融資本主義というのは、私流の解釈では、賭博なのだ。
賭博と経済の決定的な違いは、ゼロサムゲームという事だ。
賭博は、参加した人が有り金をテーブルに出し、一番勝った奴が持ち帰る。
負けた奴は、路頭に迷う。
経済は、新しい価値、つまりお金を生み出し、流通を通じて皆で分け合う事だ。
強欲で、自分の下に集めようとする人間もいるが、ある程度は許している。
それは自由主義の中でも、他の人を追い詰めたり、しない程度が基本だ。
日本には、商人道というものがあり、それらの抑制があるが、
どうも欧米には無いようだ。
こんな賭博を早く止めさせないと、世界中不幸な人間ばかりになりそうだ、
この本の筆者は、だから日本人がこの経済を立て直すといっている。
確かに、そう思うが、欧米の博打打ちが底なしなら、中国人も博打が好きだから
大変だろうなぁ。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:33Comments(1)中小企業