2012年03月01日

数字の経営

数字の経営というものがある。
会計学や統計学で数字をつかみ経営を統制するというものだ。
それが熟練するとゲーム感覚で判断が出来ていく。
普通の経営者が1週間掛けて判断するものをコンピュータの助けを借りれば、
15分で出来る。ちゃちゃとすれば十分彼女とのデートに間に合う。
確かに便利だ、それがテレビゲームでの問題でならばだ。
MBAの勉強は効率を求める。ホワイトカラーの生産性というやつだが、
このちゃっちゃと正解?を出す人が優等生で卒業する。
それで有名なのはハーバードビジネススクール、それを最優秀で卒業したのが
ロバートマクナマラ、数値解析の天才とうたわれた。
そして彼がその数値解析とやらで行なったのがベトナム戦争。
ベトナム戦争を死体の数と燃やした土地の面積、そして落とした爆弾の数で考えた。
その爆弾の下には、人間が家族が子供がいる事を一切排除した。
結果はアメリカの大敗戦。
これと同じ手法で経営を行う人達がいる。人間はコスト、一番金がかかる厄介な道具。
そう考えれば安い所に動く事が得策、相手の顔を見る必要もない。
しかし、その経営の末路をご存知だろうか、ベトナム戦争と同じ、
経営者の器と同じでドンドン小さくなった縮小均衡を繰り返し、ほかの会社と合併したり
M&Aでごまかすか、ミイラの様にやせ細った姿を晒しながら、解散するかになる。
会社は基本は人間の集まりだ。
経営者だけでなく従業員も含めて、元気でやる気があってこそ存続出来る。
赤字の時もあるだろう、黒字に変わる事もあるだろう。
株主資本主義などとボケた事言っている企業ではなく最後には人間が資本の会社こそ
まともな会社のはずだ。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:25Comments(0)日記