2014年05月18日

ワタミはブラック企業か

ワタミの決算が悪い。
色々な風評だとブラック企業だから決算が悪いという。
確かに一度ブラックというイメージが出来上がると良い人材は逃げてしまう。
結果、業績は悪くなる。
外食産業では決算が悪くなった企業が軒並み増えて、時代を映す様だ。
さてワタミだが、あれをブラックというのであれば飲食業の多くはブラックであり、
では飲食業は皆ブラックかというと、そうでない企業もある。
数年前の事だが、研修の仕事で東京都下の地方都市に泊まった。
その時、私より大先輩の研修の世界では有名な先生方3人と4人で夕食をとった。
当然の事ながら居酒屋という事で、お気に入りの居酒屋に行ったのだが、
そこは休み。その店は愛嬌のある如才無い若い女性の店長で、店の従業員も明るい。
仕方がないので、近くのワタミに行った。
店は綺麗で他の店より立地も良く、価格も安い。しかし、案外空いていた。
そんな具合で、そこで注文したのだが、なかなか来ないし、持ってきても笑顔もない。
むっつりしていて、こちらが謝らなければならない雰囲気だ。
それはいいとして飲んでいたが、ある人が「人肌」で日本酒のオカンを頼んだ。
そしたら徳利の首が触れぬほど熱い。
酒好きの彼としては我慢が出来なく、店長を呼ぶように言った。
出づらいのだろうか、そうとう時間が経ってから若い女性の店長が出てきた。
来て、押し黙って俯いているのだ、結局、
先生方は怒鳴り散らす様な人達ではないので、諭して返したのだが、
店員一般が暗い。
そこで渡邉美樹社長の教育論になったのだが、確かに彼は一代で成功し
逆境から上場企業を作りあげた。しかし、役員会での彼の物腰を見ていると、
穏やかさの欠片もない。
役員などの叱り方は、怒鳴りつけるという感じだ。
あれでは、組織が歪むだろう。
彼は、社員は家族、肉親に叱る時と同じ愛情で叱るといっているが、
受け取うほうが、そう思っているのだろうか、たといそう思っていても、
叱られた幹部は部下に対して、そのように接触しているのだろうか。
多分ノーだろう。その証拠のあの店員達の暗い顔はなんだろう。
ここからは想像だが、渡邊さんは幹部社員に幹部社員だから厳しい躾をしているのだろう。
それは、急に大きくなった企業は、幹部社員の質が追いつかない。
なので勢い厳しい口調になる、高い給料払っているのだからという気分も出てしまう。
すると、その幹部は渡邊さんの前では、一生懸命解ったフリをする。
しかし、自分の部下には容赦なくアタリ散らす。
そんな悪循環が出来てしまうのだ。
それをブラック企業と呼ぶべきなのかは解らないが、少なくとも
渡邉美樹氏は人の育成は、まだうまくはない。
国会議員やってる暇は、まだ無いだろうに・・というのが、そこの人達の結論だった。
現場で働く若い人達に笑顔が無ければ、その企業には問題があるというべきだろうし、
多くの先人は、それ(自然の笑顔)を目指し生涯をかけて来た事を知っているのだろうか。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:00Comments(0)日記