2014年05月30日

自殺者3万人社会

このデフレが続いてきた期間、自殺者は3万人であったと。
デフレの前まで2万人だったというから、
デフレになって1万人の人が毎年自殺した勘定である。
白川さんが20年間で20万人殺したというつもりはないが、(思うのは勝手)
デフレというのは、現場で働く人には辛い現象である。
なにせ頑張っても給与は上がらないし、正社員でもリストラされる危機がある。
確実に上がっていたベアも上がらない。
正社員すら簡単になれない、ブラック企業が横行する。
つまりは、人権費より金が価値があり人材より資産が大事なのだ。
人財などと言っていた企業は無くなり、
グローバルなどと言い海外に安い人権費を求め出て行った。
結果、工場の中年のサラリーマンや中小企業の経営者は、収入の手段を失い、
家族から見放され、銀行から借金を回収され(貸し剥がし)
後戻り出来ない人生を儚んで、good-by。
どうもこんな様だ。
アベノミクスになり、さすがに3万人を切って2万8000人と聞いたが、
まだ2万人まで遠い。
日本の人口が多い時代に2万人、少なくなっても3万人。
2万人まで減らなければ、この国は元気が出たとは言わないだろう。
しかし、人口が8000万人になってからなどじゃ、やーよ。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:00Comments(0)日記