2014年07月10日

熟練技術者の減少

今、熟練技術者が減っていて歯止めがかからない。
不景気によるリストラや団塊の世代が抜けた穴が埋まらない事もあるが、
専門家によると、10年以上前の流行った組織のフラット化が大きな原因という。
組織をフラット化するためには、係長とか主任とかいうプレーイングマネージャーを
無くしてしまった、その結果、現場でOJTをする人材がいなくなった。
課長、部長だと現場指導まで手がまわらないのだ。
結果、慌ててチームリーダーなどというものを作り対処したのだが、
いかんせん未熟なので、技術指導ができるほどではなかった。
結果、定年を過ぎた熟練工に、技術指導という名目で残ってもらったが、
それが出来ない企業では技術の地割れが続いている。
今仕事が増えて来ての倒産は、主にそんな理由だ。
企業は先手先手で人材を育てないと、未来がない。
当社は、人財を創っています。ついでに電化製品も作っています。
と言った松下幸之助の言葉は重い。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:25Comments(0)日記