2014年07月30日

夏休み

麦わら帽子は、もう消えた。田んぼのカエルも、もう消えた。♪
それでも待っている夏休み。♪
吉田拓郎の名曲「夏休み」だ。
私が子供の頃の情景がそのまま浮かぶ様で、
この時期になると口をついで出てくる。
朝から蝉時雨が賑やかになって、暑い夏になった。
子供の頃、捕虫網と麦わら帽子を持って表に飛び出して行った。
セミを捕まえトンボを追いかけ、小川をのぞき小鮒やドジョウをさがし、
毎日が忙しくて仕方がなかった。
エビカニでカエルを釣ったり、友達は蛇を捕まえて皮を剥いだり、
子供とは残酷なものだ。
捕まえた昆虫は薬液を注入して、昆虫採集の標本を作ったり、
多分、そんな事をしながら小さな命と向き合ったりしていたのだろう。
こういう事を経ないで、夏休みは受験の夏期講習で過ごしてきた秀才は、
大人になって、命と向き合えるのだろうか、
連日報道されるテレビの青少年の殺害の報道を見ながら、
なんか老成した子供達を想像した。
私らは、本当にガキだった。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:49Comments(0)日記