2016年05月21日

日本の発展とは

テレビのコメンテーターのコメントの酷さに驚く。
日本は人口は減少している。
だから経済の縮小を防ぐのに移民が必要だという。
ご丁寧に優秀な技術を持つ人間に限るから心配無いという。
馬鹿げた話だ。
近代の経済発展は、生産性の向上、
もしくは一人当たり付加価値の向上だ。
そのための資産を増やす必要もある。
つまり、流通インフラやロボット、コンピュータの高度化をして、
一人当たりの生産性(稼ぎ高)を上げていく努力だ。
昔は一次産業的な経済環境なので、人間の頭数を増やし、
土地の様な資産を増やせば良かった。
しかし、それだと戦争になるのだ。
いまでは土地は増やせない。
(支那・ロシアの様にいまだに増やそうとしている国もあるが。)
移民を入れようというのが、
安い賃金で大人しく働く労働者が欲しいグローバリストの経営者の策略だ。
グローバリストのパターンは破滅のビジネスモデルだ。
安く大量に作り、
それをてこに市場を席巻しようとしているビジネスモデルだ。
そして利益を国に落とさず、自分の利益のためのみに事業を行う。
彼らは人件費が上がる事を非常に恐れる。
だから移民がいいのだ。
安い賃金を求めて海外に出たが、所詮賃金は上昇する。
もっと安い国、もっと安い国という訳だ。
支那などの様に人間が沸いてくるとウソブく国でも、人件費は上がる。
しかし、最後は行く国が無いのだ。
(結局ユニクロは製品の値を上げて赤字になった。)
だから困窮していて時給100円でも仕事をする移民に目を付けたのだ。
ドイツはそれでヨーロッパを道連れに自滅した。
つまり、これらで解るのは、
グローバル化は格差を生んで、最後は自滅しかない。
日本を発展させるには、働ける人達に、機会と教育、訓練をする事。
そして、高い賃金を払える強靭な財務体質の企業。
私心が少ないリーダー。
時代を超えて、この様にしなければ、韓国のように、中国の様に、
アメリカの様に格差は広がり、国の力は衰える。
タックスへブンに逃げる国や企業こそ、日本にいらない企業。
税金払わず、日本人から利益を吸い上げ、日本にインフラを使う企業だ。
そう奴らだよ。
  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 14:59Comments(0)日記