2017年02月25日

団塊世代

昨日は、あるレストランで夕食を食べていた。
隣には70歳前後ぐらいの男性のグループが宴会をやっていた。
聞くつもりはないが、たぶん高学歴な人達だろう、
話し方、着ているものも明らかにブルーカラー出身ではない。
気勢を上げるのは結構な事だが、一人の人間が興奮して、
「安倍が、安倍が」と言っている。
どうも安倍首相が奥さんが大阪の小学校と関係していて、
その小学校が極右だとか。
すると他の人が穏やかに、「それはどうも違うらしいぞ」
どうも新聞社が盛った話らしいぞ、と言った。
すると「安倍が」の彼は、益々興奮して、安倍はどうしようもない。
と繰り返していた。
周りも慣れているらしく、各々別な話題になっていたが、
彼は青春時代にゲバ棒を振り回した事が甘い思い出なのだろう。
私は彼は何を怒っているのだろうと思って、
はたと気がついた。
彼は安倍首相というより自分自身に苛立っているのだろう。
人生の終盤を迎えて、心の安定を得られない自分自身に。
齢(よわい)60歳を超えれば、覚悟も出来てくる。
自分が何をするか、死ぬ前になにがしたいか。
それが解らない自分に苛立って居るのだろう。
私が送った人達は、爽やかでであり見事であった。
人生の終わりは、こうせよと、
私もそれが言える最後になりたいものだ。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 18:03Comments(0)日記