2009年10月26日

ビッグマザー

我々男からすると、いつまでも、たぶん死ぬまで、頭が上がらない存在がある。
それは、母親という存在である。
たとい息子が犯罪者であろうとも、最後まで息子を信じ味方する。
その姿に逆らえる人もいないだろう。
その息子が40歳になろうと60歳になろうと、である。
先日、元ヤオハンの幹部であった人に話を聞いた。
その方は60才を超えた経営コンサルタントで、話がとても面白い。
その方は自分がマザコンだとおっしゃる。
そしてお母さんが90歳を超えて元気だといわれる。
そして頭が上がらないらしい。
その時の話しとして、30年前の話をしてくれた。
その方がヤオハンの幹部であった時、アジアの進出のために
その責任者として、その人に白羽の矢が立ち、
派遣される事となった。本人は、当然と思い、母親に告げた。
すると彼が留守のとき、その母親が、あの有名な創業者の和田カツさんに
直接電話を入れ、「うちの息子は一人息子だ、あんたは4人も子供がいるのに、
なんでうちの息子なのか、何かあったらどうする、自分の息子を派遣しなさい。」
と言ってしまった。それも凄いはなし、あのカリスマ女性経営者にである。
話は続く、それを聞いた和田カツさんは、直ぐ車をと飛ばしてきて、
そのお母さんを説得。そのお母さんを納得させてしまった。
そして、それを知らずに帰って来た息子に、「あんたも、少しは会社のお役に立つように
頑張らなくちゃねぇ」と派遣を完全容認という事になった様だ。
後から、その話を聞いた彼はびっくり。
うちの母親も凄いけど、和田カツさんは、その母親さえ納得させた。
と言っていた。
和田カツさんは、「おしん」のモデルになった経営者だけれど、
どちらも、ビックマザーの面目躍如。
やはり、日の本の国は、女性が治めるのか・・・  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 15:16Comments(0)日記