2010年12月16日

最近の中国

中国で30年働いている日本人に最近の中国について伺った。
大学を出ても就職難の学生が300万人、彼らは尖閣列島がどこにあるか、
以前に海も見た事が無い人間だが、政府に不満をぶつけられないのでデモを
するとの事。
学生の就職先企業は、アメリカ、欧州、中国、韓国の順で、日本は最も人気が無い
との事、結果、成績が中以下の人しか日本企業を受験しないとか。
法治国家でなく人治国家である事は変わらない、という事。
中国で成功する企業になるには、日本以上に人を育てる企業でないと、
すぐ止めてしまう。
つまり、日本で人を育てられない企業が中国に行っても、日本人以上に
上司の言動に注目している彼らは、1,000名位の会社でも、1年以内にすべて
入れ替わってしまう、との事。
それらを聞いて思う事は、中小企業が人が育たないと嘆く企業が人数が多い
中国にいっても、まず成功しないだろうとう事だろう。
むしろ彼らの方がストレートに結果を出すだろう。
やはり、まず足元の国内で出来る事がまだまだあるのだろう。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 09:58Comments(0)中小企業