2012年11月22日

国債買い入れは禁じ手か

安倍総裁が景気刺激策として国債の買い入れに言及した。
その安倍さんの言葉尻を細野や野田が禁じ手と言い全否定している。
しかし、市場は正直だ、解散して安倍首相の可能性だけで、株価は500円上がり、
円安が進行した。
これはどういう事だろうか。
少なくとも世界中の市場関係者は、安倍さんの言を歓迎している。
確かに、細野や野田の言う様に、昔の金融の教科書には日銀の独立性や国債の買い入れは、
禁じ手でありやってはいけないと書いてある。
しかし、である現実にはアメリカやヨーロッパ各国は、そんな事ずいぶん前から破っている。
それの中国、韓国はアメリカと連動する様にして、しっかり元安ウォン安誘導をやっている。
実は日本だけいい子をやっているのだ。
誰がほめてくれるかは知らないが、おかげで日本の家電やメモリー産業が決定的に
輸出競争力で負けている。
昔はアメリカのみが輪転機を回し札を刷って、その負債分を日本が肩代わりをしてきたが、
それに世界各国が乗ってきている図なのだ。
これではいくらなんでも国が持たないと、ここ3年見ていたが、もういっぱいいっぱいだろう。
細野や野田が鬼の首でも取った様に正論もどきをいうが、
市場の反応を見てみれば、何が正しいか解りそうなものだ。
早く素人の経済運営をやめてくれと、市場がいっている。
日本は普通の国になればいい。そうすればこの国は世界一強い経済に簡単になれる。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 12:54Comments(0)経済