2014年03月13日

トリクルダウン

経済の用語でトリクルダウンというのがある。
ある一部の人が大儲けをしたら、その周りの人達も次第に潤い、
最後は全員が潤うものだ、という考え方だ。
シャンパンタワーのトップにシャンパンを注ぐと、次第に下の段の
シャンパングラスにシャンパンが行き渡るというあれである。
自由競争やグローバル経済を標榜する人達の基本は、それなのだ。
だから努力しない人達や、じっと待っている人達は豊かになれないのは当然で
自己責任だというのだ。
しかし、その結果アメリカはどうなったかと言うと、何百億の年収のある人達は増え、
最低賃金以下で暮らす人も増え続けている。
いつまでたっても下のシャンパングラスにシャンパンは落ちてこない。
よく見ると、海外口座という樽の中にシャンパンは流れていて、
トップのシャンパングラスだけは、まんまんとシャンパンが溢れている。
このたちの悪い金持ち達にバチカンは警告を発した。
「トリクルダウン」は間違いだ。キリスト教国に戦慄が走った。
なのでヨーロッパを中心に経済の見直しがおきている。
勿論アメリカも間違いを正そうとしている。問題は支那と朝鮮半島の国だ。
彼らこそ自由主義経済の信奉者だが、直そうという気配すらない。
最も、日本の経営者や企業家にもいる。彼らのビジネスモデルは、
そろそろ苦しい様だ。シャンパンを下のグラスに分けていない企業はね。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 12:37Comments(0)経済