2012年02月22日

ハッピーリタイア

米国では40才位までに成功した人達が過ごす専用の保養地がある。
弁護士、会計士、経営者、そのほかアメリカンドリームを体現した数少ない人々。
後は死ぬまで、のんびりと言う訳だ。
子供たちは子供たちで頑張れという事だろう。
つまり人生のモデルは40才で終わっている。それまでに成功すれば勝者であり、
失敗すれば敗者であり、という訳だ。
会社経営にもそれが出ている。企業を立ち上げて成功したら、その企業を上場して
その膨大な利益を手にしたら、経営を人に任せて成功者の生活というものだ。
日本人でもそれを夢見ている人もいる。中には成功する人もいるのだろう。
ただ多くの人達は、その中には入れない。
元々の日本型経営は、その多くの人達に対して考えられている答えだと思う。
終身雇用、年功序列、はその結果であった。
ただ、これが成功するのには、働く人が自分だけ良くなりたいという状況では難しい。
楽をして給料を手にしたいと考える人、自分は人より仕事が出来るのだから、
他の人より何倍も給料が欲しいと考える人。
今の時代に日本的経営を実行するのに、この様な人達が納得する経営を模索しなければ
先に進まない。経営は机上では出来ない。人と人とのぶつかり合い。
大変な事だ。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 10:54Comments(0)日記