2010年03月01日

女性の力

経営の勉強会で取り上げた企業は、神奈川のホンダの代理店。
その企業は顧客満足度日本一と言われ、日産のカルロスゴーンさんが、
日本に来て、一番最初の視察したという店の話。(日産の店でなく)
社長は、営業の実力者で、たくさん車が売れるので、気分を良くして、
夜の巷を遊び歩いた。そのころ経理も煩雑になったので、パートの女性にみてもらった。
急激に伸びた会社でしかも、社長に金銭感覚が無い事もあり、
何度か危ない時があり、しかし、なんとか切り抜けた。
10年後、その社長が良く切り抜けたもんだと、言ったら、実は、その女性が
給料の支払いの時など、金が足りないので、実家に借金して資金繰りをしていた事がわかった。
そして、その女性はパートにも関わらず、出入りの業者さんから「専務」と呼ばれ、
どう考えて、専務の仕事をしてくれているので、専務になってもらった。
不幸な事に、白血病で亡くなってしまったが、その社長に一番厳しく教えてくれたのも、
その専務だったそうだ、部下も皆したっていた。
その会社は、その一人の女性で成り立って来た事で間違い無いという。
そんな話だった。
確かに中小企業は女性の力を生かさないと成立しない。
コンサルで行く多くの中小企業で、会社の状況がいい会社は、社長は勿論だけど、
必ず有能な女性がいる。
やはり日の本の国は、女性が元気で成り立つのだろう。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 11:35Comments(0)中小企業