2010年05月03日

掃除の神様

掃除の神様と言われた経営者がいる。
その人が掃除をしているビデオを見るのだが、トイレの掃除を素手で丁寧にしている。
自分の会社に心の文化を創ろうと、自分が率先垂範、部下には強制した事は無いそうだ。
しかし部下には、掃除しているその社長の横で平気で用を足している部下も多くいたという。
その社長は、その部下のしぶき(?)を浴びながら、こういう人間が居なくなる会社を
造ろうと思ったそうだ、確かにその部下は無神経で非常識だ、しかし、ふと思った。
自分も、あるビルでトイレをいつも同じ時間に行くと、必ずトイレ掃除のおばさんがいる。
行くと慌てて、空けてくれるのだが、ちょっといらってして「少し時間をずらす事考えないのかなぁ」
と思っていた自分がいた。
考えてみれば、その部下とあまり変わりがないのかもしれない。
トイレ掃除のおばさんとして見下ろして考えている。
せめて「あり難い」と思えない事が情けない。
掃除の神様はやはり神様だ。なかなかおよびつかないものだ。
でも、確かに皆がお互いに心から「あり難い」と言える社会になれば、
住み易い事は、確かだろう。  


Posted by 昔のシステムエンジニア at 11:55Comments(2)日記